熱中症対策とカルシウムpart１

今年も夏がやってきました。夏は一歩外に出れば汗をかくし、夜も寝苦しいし、蚊は飛び回るし・・・とネガティブに受け取られる方もいるかもしれません。日本は四季があるが故に、古来よりその時その時の状況に応じた知恵を絞り出して解決して生きてきました。だから、私は諸外国と比べて日本人が賢いとされるのは、四季があったおかげだとも考えています。しかし、年々地球環境や住環境は変化していますから、私たちが体験する夏は、私たちが子供のころに体験した夏とは少し違います。昔と同じ対応をしていては、熱中症で倒れてしまうでしょうね。実際に、昨年の夏は緊急搬送は過去最多の7万1,266人、7月には1週間の内に熱中症で救急搬送された人が2万2千人も出ました。しかも、救急車で搬送された方は、毎週のように1万人超えということでしたから、今年も注意が必要です。ということで、『熱中症対策』についての知恵をお伝えしたいと思います。夏になると、我々が指導するスポーツの現場でも、動きの少ない野球の試合で足をつる選手が続出します。足がつるのは、血中のカルシウム濃度が低下して、それを捉えた脳が骨を溶かして血中のカルシウム濃度が急上昇することに原因があります。カルシウムというものは、カルシウムイオンチャンネルといって、全身60兆個もの細胞にスイッチ役として働いています。細胞にカルシウムイオンがひとつ入ると、細胞のある機能がONになり、もうひとつ入ると機能がOFFになるのです。筋肉の細胞でいうと、カルシウムイオンがひとつ入ると収縮するように出来ていますから、血中のカルシウム濃度が濃くなりすぎると連続して収縮活動がおこります。これが足の筋肉によく起こる『こむらがえり』です。
続きはpart2にて・・・・・。

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